例会報告
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例会報告

2023.2〜

(更新 2023.9.10)


2023年8月例会


◆卓話::安居義高氏「虫屋のワーケーション」;演者はインターネット関係の仕事に従事されており、近年の疫病の影響もあって、ここ数年は遠隔勤務をされていた。在宅勤務の休憩がてら近所で甲虫採集をされた際、街中にも多くの昆虫が生息していることに注目され、場所を変えればより多くの甲虫と出会えると考察、この3年間に実行された。今回は名古屋市内から沖縄に至るまで多くの場所でワーケーションに励まれたエピソードを写真も交えて解説された。忙殺され虫採りもままならぬ昨今であるから、社会人の会員各位は転職先の若手は就職先としてワーケーションの可能な職業を夢見たに違いあるまい/(T.O.)
◆一人一話:チョウの季節が読めない/白川郷で名昆採集会/県内でヒメオオクワガタ採集/石垣島でチョウ採集/オレンジ色の布でムモンアカシジミを誘引/自宅の庭でジャコウアゲハが発生/緑区でムシャクロツバメシジミを採集/戸田川緑地でマイコアカネを採集/多肉植物農園のメキシコマンネングサでムシャクロッバメシジミの卵を発見、全国への出荷疑惑/春日井のキイロヤマトンボは未だ見られず/トラブルの連続で夏休みはほとんど採集に行けず/バンダイホソガムシを採集/温見峠に行くといつもの面子/北海道発熱採集行/直翅類の標本寄贈/ニジュウシトリバガの現物を見るが小さく実物は微妙/(T.O.)


2023年7月例会


◆卓話:成田茂生氏「ヤンマの話」;演者はトンボについて造詣が深い。昨年の赤トンボの話に引き続いて、今年はヤンマをテーマとして卓話が展開された。最普通種でありながら絶大な人気のギンヤンマ、最
大のトンボで迫力満点のオニャンマ、そして美麗種であり採集歴がトンボ屋か否かの分水嶺となるマルタンヤンマの3種を中心に、ャンマそのものの魅力、ャンマを採る楽しみと採ったときの感動、マルタンャンマ・ヤブャンマ・ネアカヨシヤンマの所謂”黄昏御三家”の攻略法、最も美しいマダラヤンマなど、演者のエビソードも含めて語られた。標本の展示や人生経験に裏打ちされた雑談も花を添え、質疑応答も活発に行われるなど、演者の気さくな人柄が伺える卓話であった。
◆一人一話:キイロヤマトンボを求めて春日井市へ/飼育中のタガメが産卵/ニイニイゼミが部屋に侵入/庄内川でライトトラップ/アシグロアオゴミムシを小田原市で採集/名古屋港でツヤハダゴマダラカミキリを採集/小幡緑地でヒオドシチョウの幼虫を採集/トンボの羽化を撮影したいが悪天候で出られず/ミヤマクワガタを採集するも飼育ケースが不足/赤と青のカナブビンを採集/茶臼山でライトトラップ/ハヤシミドリシジミとキマダラルリツバメを求めて大桑村へ/エゾヨツメ等の幼虫を飼育/飼育中のカブト、クワガタが300頭を超える/セミの幼虫を自宅で羽化/白川郷ではミヤマクワガタが豊作/ROB調査で乗鞍へ/クビアカツヤカミキリの卵はブラックライトで光る/みよし市で展示会を開催(伊藤健太郎)


2023年6月例会


◆スライド大会:恒例のスライド大会で卓話はなし。戸田尚希氏「ベトナムの昆虫」でベトナムの昆虫写真を紹介された。杉坂美典氏「チョウの違いクイズ」でよく似たチョウの同定クイズをされた。
◆一人一話:べニスズメの幼虫飼育/福島でカミキリ採集/家庭菜園で昆虫観察/大府市でヤナギチビナカボソタマムシを採集/今年はアカシジミの発生が早い/誕生日プレゼントで灯火セット/樹液前でライトトラップ/RDBの日程がタイト/カブトムシ飼育でシーズンを知る/豪雨で岡崎のギフチョウが危機的/宮古島でケシキスイのサンプリング予定/西表から持ち帰ったキマワリの幼虫がイリオモテキマワリに化ける/近場の採集中に熱中症で救急搬送/ミヤジマトンボの観察/自宅周りで見られた蝶が年々減少/(T.O.)


2023年5月例会


◆卓話:伊藤健太郎氏「確率の壁を超える採集のために〜一流の虫屋を目指す者達へ〜」;演者は昆虫採集・撮影を趣味とされる一方、本職では数学の研究をされている。今回の卓話では数学の一大分野である「確率」のもっとも基本的な考え方について昆虫採集を例として概説された。これから確率を学ぶ若手会員にとっては良い「確率」の入門となる講演で、卓話後は「確率」について活発な質疑応答が行われた。
◆一人一話:飼育中のカプトムシ幼虫が全て雌/マサキからミノウスバの幼虫を採集/岐阜でウスバシロチョウ採集/ギフチョウ採集会は盛会/日本産の蝶250種採集達成/ベトナムで蝶採集/クロシデムシを採集して叱られる/沖縄でムネマダラトラカミキリを採集/滋賀県でツマグロキチョウを採集/水鳥谷に行ったら後輩とばったり遭遇/部活での灯火採集を再開/00号針を紛失し家中大騒ぎ/奄美大島で蝶採集/静岡でオナガアゲハを採集/コオニヤンマを飼育/日本産蛾類図鑑の縮小版作成/水鳥谷でマグソクワガタ採集/(T.O.)


2023年4月例会


◆卓話:大野康司氏「採集会の宣伝」;演者はかっての様な「昆虫採集の復権」を目指して、数年に亘り次世代育成事業やサマースクール、名昆の再集会を企画幹事として実施されてきた。今回はこれまで実施されてきた採集会の内容やそれを行うに至った背景について解説され、例会に出席した会員全体に対して企画幹事の業務内容の詳細について周知された。楽しかった採集会の思い出を振り返り、また皆で採集会に参加したいと思わされる内容だった。
◆一人一話:飼育していたカゲロウの幼虫が羽化/恵那・大山でギフチョウの発生状況確認/卓話効果でYoutube登録者が増加/石垣島で蝶採集/定光寺でガの採集中、山から悲鳴が聞こえて怖い/平和公園でガの幼虫を採集/名昆の採集会でイボタガを採集/福井でギフチョウ採集/西広瀬でギフチョウ採集/庄内川でヤナギチビタマムシを採集/入鹿池でギフチョウ採集/セグロアシナガバチが昨年と同じ場所で巣作り/名古屋市でスギカミキリ採集/(T.O.)


2023年3月例会


◆卓話:早野光哉・早野恵亮氏「昆虫に夢虫!虫好きからyoutuberの道」;今回の演者は小学生の兄弟で,『昆虫兄弟』としてyoutubeチャンネルを運営している。意外な事に嘗ては虫が怖かったという過去があったが,昆虫のイベントを観覧したことをきっかけに克服し虫好きの今に至る.卓話では好きな昆虫,飼育している昆虫,思い出の昆虫などのエピソード,youtubeを始めたきっかけや動画作成の裏話,動画で心掛けていることなどが語られ,最も再生数を稼いだ動画が再生された。終始笑いも絶えない明るくすがすがしい雰囲気の中,youtubeを通じた昆虫の新たな楽しみ方の可能性も示された実り多き卓話であった。
◆一人一話:大学生とゾウムシなどを採集/ヤゴの世話で忙しい/台湾に6往復分のマイルがたまる/沖縄遠征.同行者が汚水に転落/昨日沖縄から帰還.飛行機の直前に汚水に転落/カブトムシのケースにコバエが発生.対策を考案中/甲虫が採れないためチョウの初見記録を集める/pcが破損し,ギフチョウの採集のデータを損失/昨年採集した虫を収納/今年こそは南西諸島に行きたい/長竿を破損,パーツも欠品中で途方に暮れる/名和哲夫氏の講演を企画/今年はチョウの発生が早すぎる/庄内川でマイマイカプリを採集/サッカー中にチョウを目で追いシュートのチャンスを逃す/ハズキルーべを使用しコムラサキの幼虫を採集/本の帯コンクールで表彰されるも作品を失念/愛知県のフチグロトゲエダシャク情報求む/天白区でツマグロキチョウを採集/長竿の変換ネジでたも網を改造/名古屋市内でミズカマキリを採集/豊田市でチビクワガタを採集/(伊藤健太郎)


2023年2月例会


◆卓話:秋田勝己氏「日本産力ミキリムシ大図鑑(11)の楽しみ方」;演者はアマチ=ア研究者として長年甲虫の蒐集・研究をされており、近年では『日本産ゴミムシダマシ大図鑑』『日本産力ミキリムシ大図鑑(I)』などの図鑑を出版されている。今回は丁度例会前日に出版された『日本産力ミキリムシ大図鑑(Il)』の見どころや図鑑製作時のエピソードなどを紹介された。カミキリムシの様な解明度の高いグループであっても様々な地域の標本を多く観察することなどにより、まだまだ新知見を見出すことができることが確認され、今一度よく解明されている分類群に取り組むモチベーションが高まる講演だった。
◆一人一話:梅干しご飯にオオゾウムシが混入/ムシャクロツバメシジミの生態について卒論完成/岡崎でハンミョウの群れを見て感動/飼育中のクワガタ幼虫が行方不明/トンボ学会の打ち上げを楽しむ/これまでのトンボの成果を発表していきたい/虫屋さん、トンボ屋さんなどの言葉を知り衝撃/奄美大島で面白い虫が見たい/去年採集した蝶の標本作り/飼育していたクワガタに指を噛まれる/ヒサマツミドリシジミの卵採集中に長竿が折れる/津島市でゴマダラチョウの採幼/ハチの巣を発見して嬉しい/ミドリシジミの幼虫採集が楽しみ/ムシャクロとクロの交雑実験を来年やりたい/学校の先生との面談で虫談義/伊良湖岬で採集/近所の公園でメダカチビカワゴミムシを採集/生物部でフェモラータオオモモフトハムシの採集/名古屋市内で糖蜜採集をして新鮮だった/高校の裏山でトビムシやカマアシムシを楽しむ/会長と沖縄に行くのが楽しみ/飼育ケースからクロバネキノコバエが大量発生/20世紀初頭に記載されて以来記録の無いトリバガを検視/クワガタの飼育を楽しむ/海岸で普段見慣れないカミキリが採れて新鮮/(T.0.)